2024/09/25 21:35

2011年の東日本大震災(3.11)の際、突然公衆トイレからトイレットペーパーが消え、多くの人々が物資不足に直面しました。しかし、この状況で特に困難な状況に直面したのは、日常的に生理用品が必要な女性たちでした。
生理中の出血は、女性の体が自然に行う機能です。子宮内膜が剥がれ落ち、それが血液と共に体外へと排出されます。この過程は、女性ホルモンの働きによる子宮の収縮によって行われ、自らの意思とは無関係に行われます。つまり、災害時であろうと、生理のタイミングが女性自身でコントロールできないということです。
このような状況で最も重要なのは、生理用品の備蓄です。生理用品は、女性にとって感染症から身体を守るための鎧とも言えます。災害時のような衛生環境が悪化しがちな状況では、適切な生理管理がさらに重要となります。不衛生な状態は感染症のリスクを高め、健康被害につながる恐れがあります。
したがって、非常用の備蓄品に必ず生理用品を加えることが不可欠です。女性自身が自分の身体を守る手段を持ち、どんな状況でも安心して過ごせるようにすることが重要です。生理用品をしっかりと準備することで、衛生状態を保ち、災害時でも安心して過ごせる環境を作りましょう。
備えることは、誰もができる大切な行動です。そしてそれは、女性が災害時に健康を守るための最も重要な一歩でもあります。
災害時のトイレ準備を忘れずに!