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女性用 立ち小便 補助具
【CHIICUP ちぃかっぷ】
開発者(看護師・防災士) の想い。

私は、16歳の時に新潟中越地震へ単身ボランティアに行きました。当時、札幌にいた私にとって地震や避難所の存在は遠い存在でしたが、この経験をきっかけに身近なものとなりました。被災地で献身的に働く医療派遣チームの方達に憧れて看護師になりました。その後、私自身はライフイベントの結婚、出産、離婚を経て、近年は新型コロナウイルスという社会問題の医療相談対応をしてきました。
年々増加する地震や風水害などの度にテレビでは【命を守る行動をしてください】と何度もアナウンスを聞くことが増えてきました。地震や自然災害、予想していなかった新型コロナウイルスの蔓延、何が起きるかわからないなか、現在は多くの情報が飛び交っています。私たちは不安だからこそ、そうした情報を見てしまうし、ネット検索、情報収集もします。社会心理学的な見解でも【人は自分の解釈に合う情報に飛びつき、他者に伝えることで不安や緊張を無くそうとする】心理状態になります。その情報の中でデマも出回り、自分自身で意識を持たないと混乱のさなかに自分から突入してしまいます。パニックの中に巻き込まれてしまいます。
いつ来るかわからない地震。帰宅困難者、避難所生活及び共同生活。私達は突然、被災者になってしまいます。非日常な生活でプライベートがなくなってしまいます。個人の尊厳が危機に瀕する環境になってしまいかねません。
3.11のあの日、首都圏では交通機関がSTOP、歩道は帰宅困難者でごった返しました。そして帰宅中に多くの人が困ったのがトイレです。私たちはいつ帰宅困難者の中に巻き込まれるかわかりません。東日本大震災の日、帰宅困難者が首都圏で約515万人、東京都で約352万人の帰宅困難者が出ました。国の発表では首都直下地震時には最大800万人の帰宅困難者がでると想定されています。その帰宅困難者のトイレはどうするのか?
実は、国や行政にとっての備蓄品やトイレ数は住んでいる市民数に応じての準備防災備蓄数であり、帰宅困難者は各自治体にとっては【避難所から見た来訪者】なんです。国や行政が想定する【避難所のトイレ不足数】に帰宅困難者は基本的には含まれていないんです。現在の政府のトイレ不足数の算出式では住んでいる市民で不足数合計が約3200万回分、帰宅困難者分の約4800万回の合計8000万回分のトイレ不足数となります。

東日本大震災の時、文部科学省の調査結果から、1番に74.7%の人が困ったと答えたのがトイレ問題でした。
女性は男性と違い、トイレの時はズボンの上げ下げもあり、生理もあり、トイレ時間もかかります。病気になった時、男性より女性の方が看護介護に家族に迷惑をかけられないという心理が働きやすいです。その背景には、家事や育児、親の介護をみているのが圧倒的に女性が多いからです。また女性には夜間に性被害含めトイレに行くのを躊躇している調査結果が明らかになっております。そして、日本は世界で最もトイレ環境が整っている国といっては過言ではなく、外出先でトイレに困ることはそれほどなく暮らしています。しかし、地震や災害、避難所生活になるとトイレは4K《怖い、汚い、臭い、暗い》と不安な場所になってしまいます。熱中症や脱水、エコノミークラス症候群、誤嚥性肺炎等によって災害関連死になりやすいんです。食べるのをやめよう、水分をとるのをやめよう、携帯用トイレは使い捨てで1回500円程度します。高価なものになるんです。

そこで私が考案した製品が Chiicup(ちぃかっぷ) です。
トイレのコストを考えずにレジ袋やコンビニ袋があれば何回も繰り返しトイレができる。災害時の女性に言いたいのです。食べていいんだよ、飲んでいいんだよ、トイレしていいんだよ。立ちションしていいんだよ。ワンピースの中でも要を足せれるんだよ。
1964年の東京オリンピックではオリンピアの人たちは国立競技場にある立ちション便器で競技前に要を足していました。日本の昭和初期まではお着物の中で女性たちは立ちションしていました。気軽にトイレができたらほっとするじゃないですか。安心できるじゃないですか。嬉しいじゃないですか。避難所で体の自由がなくても心の自由があったらお子さんのお話を聞いてあげられるじゃないですか。抱きしめてあげられる心の余裕ができるじゃないですか。不安な心理状態の時に、平時のように食べたり飲んだりトイレできたら、避難所でも車中泊でも帰宅困難者になってもトイレの選択肢が増えて嬉しいじゃないですか。

CHIICUPは大事な命、健康を守る商品です。この商品を通して、災害時、平時の女性のトイレ問題から社会全体を守れたら、幸いです。

Bouken Official Shop では、
女性用 立ち小便 補助具(特許出願中)Chiicup ちぃかっぷを販売しています。