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2024/09/19 14:53



1. 地震とエレベーターの関係
エレベーターは、地震が発生した際に安全装置が作動し、自動的に停止する設計になっています。このシステムは、地震によるエレベーターの脱線や急降下を防ぐためのもので、安全性を高める重要な機能です。しかし、停電や機械トラブルなどにより、エレベーターが停止したままになることがあります。

2. 過去の事例

■2011年 東日本大震災
2011年の東日本大震災では、首都圏を中心に多くのエレベーターが停止し、数千人が閉じ込められる事態が発生しました。特に、東京や仙台などの高層ビルでの閉じ込めが多く、救助が困難なケースもありました。この事例を契機に、エレベーターの耐震設計や緊急時の対応が見直されました。

■2016年 熊本地震
2016年の熊本地震でも、多くの人々がエレベーターに閉じ込められました。熊本市内のあるマンションでは、地震直後にエレベーターが停止し、住民が数時間にわたって閉じ込められるケースがありました。この事例では、住民が携帯電話で外部に連絡を取り、救助隊が到着して無事に救出されました。

3. エレベーターに閉じ込められた場合の対処法

■落ち着いて状況を把握する
地震によるエレベーターの停止は、前述のように安全装置が作動した結果です。まずはパニックにならず、状況を冷静に把握することが重要です。地震が原因で停止した場合、揺れが収まるまで待機することが推奨されます。

■呼び出しボタンを押して連絡する
エレベーター内には通常、緊急時のための呼び出しボタンがあります。これを押して、外部の管理センターやビルの管理者に連絡を取りましょう。2011年の東日本大震災時でも、このボタンを使って救助を要請した事例が多数報告されています。

■電話やスマートフォンを活用する
呼び出しボタンが機能しない場合、または応答がない場合は、スマートフォンを使って外部に連絡しましょう。過去の事例では、携帯電話を使って家族や友人に連絡し、助けを求めるケースが多くありました。

■エレベーターのドアを無理に開けない
無理にドアを開けようとすると、事故の原因となる可能性があります。例えば、2016年の熊本地震では、エレベーター内でドアを無理に開けようとしたが、途中で止まってしまい、逆に危険な状態になったという報告もあります。エレベーター内で待機し、救助を待つのが安全です。

■照明が消えた場合も冷静に対応する
停電によりエレベーター内が暗くなることがありますが、多くの場合、非常灯が作動します。2011年の東日本大震災時でも、非常灯のおかげで閉じ込められた人々が落ち着いて待機できたという事例があります。スマートフォンのライトも有効です。

■救助が到着するまで待つ
救助が到着するまでの間、焦らず体力を温存しましょう。過去の事例では、長時間閉じ込められたケースでも、冷静に対応したことで無事に救出された例が多くあります。

4. 事前にできる準備

■必要な物を常備する
高層ビルや頻繁にエレベーターを使用する場所では、非常用の水や食料を持ち歩くことが推奨されます。これにより、万が一長時間閉じ込められた場合でも対応が可能です。

■事前に非常時の対応を確認する
エレベーターを利用する際には、あらかじめ非常時の対応を確認しておきましょう。過去の地震での教訓を踏まえ、迅速かつ冷静に対応できるようにすることが重要です。

地震は予測できない自然災害ですが、事前の準備と冷静な対処で被害を最小限に抑えることが可能です。過去の事例を参考にし、万が一の事態に備えましょう。